リンパ腫

リンパ腫生検|2回目は気管支鏡ークライオバイオプシー

家族の病気のことを書くのは辛いけれど、自分の病気のことを書くのは平気なので、先日の生検の話を少し。

やたらと咳が出るなぁと思って、抗生物質など処方された薬を飲んでいたにも関わらず、いきなり39.4℃とかっていう熱が出て下がらなくなったので、PET検査と2度目の生検を受けることになりました。

生検って言われると怖いと思う方がいらっしゃると思うので、少しでも安心材料になれば嬉しいです。

最初に濾胞性リンパ腫という確定診断が出されたときは「胸腔鏡下生検」で身体に小さな穴を3ヶ所開けて行う生検でした。

リンパ腫の確定診断には、どうしても通らなければいけない道なので、おそらくリンパ腫の方は皆さん経験されていることと思います。

胸腔鏡下生検は全身麻酔なので、全く痛みは感じません。もちろん術後は切ったところが少し痛いですが、ほんっとに大したことないです。

そして2回目。「クライオバイオプシー」という方法を用いた生検でした。調べてみたら、”2017 年より日本でも使用可能になった気管支鏡の新しいツール”とのこと。喉から気管支に気管支内視鏡ファイバーの代わりに、先端が-45°Cまで冷却されたクライオプローブなるものを挿入されるので、身体には傷がつきません。

これ、どうやら通常の気管支鏡検査でも局所麻酔で行うところがあるらしいのですが、それだとかなり苦しいみたいです。なので、全身麻酔か鎮静剤で完全に意識を無くしてくれる病院を探した方がいいいかも…。

やったことがないからなんとも言えませんが、目が覚めている状態で気管支に管を入れられるのは、どう考えてもむせそうだし苦しそうですよね。

私の場合、全身麻酔とは少し違うらしいのですが、ほぼ、全身麻酔と同じ状態になる鎮静剤を使用していただきましたので、とても楽でした。

手順としては

1)病室で噴霧器から麻酔を吸う

2)手術室に入ると、舌を引っ張られながら、再び麻酔を喉に噴霧。・・・私は、すぐ「オエッ」ってなるタイプ(=嘔吐反射が強い)ので、ちょっと辛かったですが、多分、普通の方は全然平気なレベル。

その後は、病室で目覚めるまで、何も感じませんでした。術後1時間くらい熟睡していたらしいです(笑)

気管支にスコープを入れるので翌日の声は、面白い感じに枯れてw、血痰が出ますが、それもすぐに治ります。

まだ、臨床研究のdataを集めているようで、生検後に生検を受けてどうだったかというアンケートを取られました。

事前に説明されるのですが、この方法で採取することができる肺はほんの少し(5-  10mm?)。冷却されたクライオプローブの先端に肺の組織をくっつけて組織を剥がす、という感じなので、正確な診断がつく確率が70%程度らしいです。

あーー、説明の詳細、残しておけばよかった。うろ覚えの部分が多くてごめんなさい。でもとりあえず、怖いことも痛いことも、まったくありませんでしたよ!

私の場合は、その後、採取した細胞が培養された結果、MALTリンパ腫の可能性が出てきました。

肺炎との関連性が疑われるので、結局、また胸腔鏡下生検を受けることになりそうです(苦笑w

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