これ、原作はかなり古くて、昔あったらしい「月刊マンガ少年」に1977年から掲載され始めたらしいです。
元々は全4話(第1部のみ)の短編にする予定だったらしいのですが、結局、断続的に3年半に渡って第4部まで書かれたそうです。人気だったのでしょうね。
ラジオドラマ版(1979年)、アニメ映画版(1980年)、テレビアニメ版(2007年)があったようですが、私のこの作品との出会いはアニメ映画です。
マンガを読む、という習慣のなかった私が、やっと原作を読んだのは、テレビアニメ版が始まる少し前。ラジオドラマは聞いたことが無いのですが、映画、原作、TVと、それぞれに異なる解釈でした。
SF作品で、完全に地球がコンピューターに制御され、自身で考えることすら放棄していられる時代、ミュウ(いわゆるミュータントですね)と呼ばれる、虚弱体質がゆえに特殊能力をもつ子供達が、確実に一定数生まれてくる。それを脅威に感じる人間がミュウを排除しようとするのですが、さて、未来は人間かミュウか、どちらの手に・・・
超大雑把にいうと、これが全体のストーリーですが、先に述べた映画、原作、TVの解釈の違いが面白いのです。
私は完全に原作派ですが、TVアニメにも「ここはすごくいいなぁ」と思う部分があります。登場するキャラクターがそれぞれに魅力的なので、誰が好きか、という投票もあり、残念ながら、私の好きなキャラクターは3位。(主人公ですよ!?)
解釈の違いは、制作者が「誰を一番好きか」で生まれてくるのだろうと思うほど顕著です。映画まで遡らなくても、TVアニメと原作の比較だけでも十分楽しめると思います。
電子書籍化されてる。ありがたや!
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