暁のヨナ｜王道の貴種流離譚（←!?）世界観が大好きな作品。

少し更新の時間が空いてしまいました。すみません。

書きたいな〜と思ったネタが悉く、掲載不可能な状況にあって、どれをチョイスするか悩んでいましたが、見つけました！！

2014年10月〜2015年3月に放送された「暁のヨナ」。女性向けのアニメ・コミックだとは思いますが、最近、KINGDOMとか三国志とか、昔の中国のコンテンツが流行している、とう意味で行くと、実話ではないものの、舞台が古代アジア（限りなく中国っぽいですが）なので、特に三国志系RPG好きな男性にはオススメできるかと思って選びました！

Wikiに明確な「暁のヨナ」の定義があって、「古代アジアをモチーフにしたファンタジー作品。謀反により王都を追われた王女が、神託に従って不思議な力を持つ者たちと共に生き抜くという貴種流離譚」

そうそう。これ以上に的確な表現はないですが、難しい言葉ですよね、貴種流離譚。これもWikiから意味を抜粋しておきます。

貴種流離譚（きしゅりゅうりたん）とは、物語の類型の一種であり、折口学の用語の一つ。若い神や英雄が他郷をさまよいながら試練を克服した結果、尊い存在となるとする説話の一類型。貴種漂流譚（きしゅひょうりゅうたん）とも。折口信夫が一連の「日本文学の発生」をめぐる論考のなかで、日本における物語文学（小説）の原型として論じた概念である。その説くところは時期によって細部が異なるが、基本的には「幼神の流浪」をその中核に据える。

暁のヨナは、まさにこういうストーリーです。少し長いですが、これもWikiに完璧にまとまっているので、抜粋しつつご紹介します。

ストーリー

高華王国の王女ヨナは優しい父王や護衛達に庇護され、大切にされて育った。専属護衛のハク、従兄のスウォン、ヨナの3人は幼馴染で、スウォンには長年恋心を抱いていた。16歳の誕生日に、スウォンから赤毛に似合う簪を贈られ、スウォンに対する想いに改めて気付いたヨナだったが、目にしたのは、すでに事切れた父王と、剣を父の血で赤く染めたスウォンの姿であった。実はスウォンは王位簒奪に向けて暗躍していたのだ。自らも命を狙われたヨナは、ハクに助けられ、なんとか城外へ逃げ延びた。

ハクの故郷に身を寄せたヨナは、人々の温かな振る舞いに元気を取り戻す。しかし、己の存在が人々を争いに巻き込むと悟ったヨナは、ハクと共に旅立ちの決心をする。過去に城から追放された神官を探すことにした2人。途中、追手に対し、ハクに守られるだけだったヨナは「神に問う前に自分に問うことがあるはずだ」と剣を取り、長い赤毛を切り捨て、自らも戦う覚悟を決める。

追っ手との戦いの中で絶壁から落ちた2人は、通りすがりの少年ユンに拾われ、奇跡的に生き延びる。そして、そのユンは、神官イクスの同居人だった。偶然の重なりから神官と出会ったヨナは、神託を授けられた。

――闇落つる大地龍の血により再び蘇らん古の盟約に従い四龍集結せん時遂に赤き龍暁より還り給う――

度重なる奇跡は天命で、ヨナがただ穏やかに生きていくことは出来ないことを示唆する神官イクス。この神託を建国神話になぞらえたものであると理解したハク・ヨナは、謎めいた神託に賭け、ユンと共に「四龍の戦士」を捜す旅に出ることになる。

「龍」とか言われると、とにかく興味をそそられてしまうのですが、とにかく、みんなイケメンで素晴らしいです！シリアスあり、ドタバタありで面白いので、ぜひ。

最新刊はコレ⬇︎ さすがに人気の作品だけあって、長く続いています。表紙は、小さい頃のヨナ・ハク・スウォン。可愛いですね。