最近、なかなか「これは!」というゲームに出会わないので、2021マンガ大賞の作品を読んでみることにしました。
アメトークを見ていたら、かまいたち山内さんがオススメ、麒麟・川島さんも推し漫画リストに入れていらっしゃったので、なんとなく興味は持っていたのですが、マンガ大賞までとってしまうのなら、これは是非読んでみよう!と選んだのが「葬送のフリーレン」でした。
まだ4巻までしか出ていないのですが、ざっくり結論から言うと、本当に素敵なコミックです。
元々、お伽話の「lived happily ever after(ずっと幸せに暮らしました、めでたしめでたし。)」的な表現が苦手な私。「冒険で平和になった後、どうなったか知りたい!」と、ワクワクして読みました。
アメトークをご覧になった方は、ご存知かと思いますが、そもそもこのコミック、第1巻・第1話のタイトルが「冒険の終わり」。勇者ヒンメル、戦士アイゼン、僧侶ハイター、エルフの魔法使いフリーレンの10年にわたる魔王討伐の旅からの凱旋シーンから始まります。
人間である勇者ヒンメル、僧侶ハイターも早々に亡くなってしまいますが、1000年を遥かに超える寿命をもつエルフ、フリーレンにとっては、10年という期間は、人間にとってのほんのわずかな時間と同じ。
本来、特に特別な感慨を持つはずもないのですが、とあるきっかけで、かつて勇者たちと冒険した旅路を、再び辿り始めることになります。
その旅の途中で知り合う色々な人たち、かつての仲間の想いに触れ、「10年の冒険が変えた自分」や「現在進行形で変わっていく自分」に気づいていきます。
勇者たちとの記憶を繋ぐ後日譚ファンタジー。「葬送」というと、若干の悲壮感を感じますが、この作品に、悲壮感はありません。
むしろ女性にオススメしてしまいそうなストーリーなのに、「このマンガがすごい!2021」オトコ編2位。男性にも女性にも確実に受け入れられる漫画だと思います。
是非是非、読んでみてください!