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テガミバチ|主人公と一緒に泣きましょう!

テレビ東京系列で2009年10月〜2010年3月まで第1期が、2010年10月〜2011年3月まで第2期が放送されたアニメです。残念ながら、現在、視聴可能なVODが見つけられませんでしたので原作コミックでご紹介します。

自分も原作は全て読んでいないので、アニメを見た範囲での印象をお伝えします。幸い原作は手に入るので、これから楽しみです!

夜が明けることのない星に「アンバーグラウンド(AG)」という名の地がある。人工太陽は特権階級が暮らす首都を照らすけれど、人工太陽の光すら届かない場所は、暗く危険な地域だった。「鎧虫(がいちゅう)」と呼ばれる巨大な虫が生息し、命の保証はない。

そんな場所を旅して、その地で生きる人々の「こころ」が込められた「テガミ」を届ける国家公務があった。それが命を賭して「こころ」を届ける国家公務郵便配達員「BEE」、通称「テガミバチ」である。

7歳の頃、母親と生き別れ、自身が郵便物(テガミ)として運ばれた少年、ラグは、自分を守り、目的地まで送り届けてくれたテガミバチのゴーシュに憧れ、テガミバチになることを決意。5年後、採用試験に合格したラグは、最高のテガミバチ「ヘッド・ビー」を目指すため、配達作業に奮闘する。

特権階級しか住めない首都から遠く離れ、身分も生活水準も低い場所に生まれ育った、無力で泣き虫の少年が逞しく変わっていく物語です。

こんなに泣き虫の主人公は珍しいと思うのですが、優しくて、痛くて、つい一緒に泣いている自分がいたりします。

泣きたい時はこれ!」の一冊ですね。

全体のテーマカラーなのかなと思うのですが、宇宙や夜を思わせる色、ブルーがとても印象的な作品で、淋しさや優しさを、ずべてその美しい情緒的なブルーが覆っているように感じました。絵もとても綺麗で、思わずテガミバチの世界観に引き込まれてしまいます。

設定もかなり複雑に作り込まれているので「早く次が見たい」という気持ちでいっぱいになります。

主人公のラグー「ラグ・シーイング」について、ネタバレを含み、少し詳細にご紹介した方が魅力が伝わると思うので、Wikiから抜粋しておきます。

ネタバレがお嫌いな方は見ないでくださいね。

ラグ・シーイング

本作の主人公。「瞬きの日」に生まれたアルビス種の少年。生真面目で優しく折り目正しいが、泣き虫。絵を描くことが苦手。

7歳の時に、母親をジック・バロール達に連れ去られ、「テガミバチ」ゴーシュに「テガミ」として、キャンベル・リートゥスに住むサブリナ・メリー宛てに届けられた。

この頃はゴーシュとアリアの仲をからかうなど生意気な性格だった。

自身を配達したゴーシュに憧れ、テガミバチになることを目指し、5年後の12歳の時に採用試験を受けるべく旅立ち、そして試験に合格してテガミバチとなる。左目に赤い精霊琥珀の義眼が埋め込まれており、普段は前髪で隠している。

夢はゴーシュが目指した最高のテガミバチ「ヘッド・ビー」になること。同時に首都勤務のヘッド・ビーになることで、アカツキに連れ去られた母親の捜索を目指す。

本人は気付いていなかったが、周囲からは「光の子」と呼ばれている。カベルネ討伐後にサブリナから自身の出生の秘密を知る。女帝アヌ・シーイングが人工太陽の光によって身籠り「こころの塊」で出来た赤子を生んだ。そのこころで出来た赤子を「精霊琥珀」によって人の形に留めたのがラグである。容姿が中性的なのも、単純に男性と女性両方のこころが集まって生まれたため。また、集まったこころの中に「強いこころを持つアルビス種」がいたため、容姿や感受性にアルビス種の特徴を持っている。

心弾銃は「夜想曲(ノクターン)第二十番」。元はゴーシュが使用していたが、アカツキ配属前にシルベットに預けられ、後にスエード家を訪れたラグに譲られた。ラグの放つ弾は「赤針(アカバリ)」と言い、ものに込められた「こころ」を映し出すほかの心弾にはない力がある。名工房「フレデリイク」で作られた作品で、ザジ曰く「とんでもないレアな逸品」。モデルはウィンチェスターライフル。スピリタスを倒すと同時に、その「こころ」でAGを照らす新たな太陽となった。

 

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